どうしようもなく優しい

社会的には働いているし、
交友関係もそこそこあったけれど、
精神的にはずっと引きこもってきた。
誰の愛も受け取らなかった。

わたしの一番の恐れは、
人と繋がることだった。

でも、ようやく顔を上げて注意深く見てみた。

これまでの人生でわたしの周りにいた人たちが
どれだけ多くの信頼と愛をもって、
手を広げて待っていてくれたか、
初めて知った。

みなさんの
どうしようもなく優しい、
無限の忍耐の中で
わたしは、一切を拒んでいたのだと知った。

今、その人たちが
いっせいにわたしの心に呼び戻されて
(しかもみんな一瞬で飛んできてくれて)
その大行列に、わたしはただただ、
手を合わせるしかない。

言葉にならない感謝とは、心で噛みしめるしかないのだと知った。

もう会えない人もいるけれど、
わたしは、これからずっと、ずっと、
その一人一人を心に見続けようと思う。

その人の光を、
わたしの光とともに、
灯し続けようと思う。

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