ほんとうに力になることとは

「あなたは、この桜のような人になるよ」
ある春の日、桜の木の下で、わたしにこう告げた人がいました。

咲き誇る桜と、そのはるか彼方に広がる空を仰ぎ見ながら、
否定するでも肯定するでもなく、ぽかんとしたのを覚えています。

そのときのわたしは、世界はとてつもなく恐ろしいように感じていたし、
何より、どうやってこの身体と心を使っていけばいいかわからず、
途方に暮れていました。

けれどもその人は、いつも、いつも(そう、わたしがしっちゃかめっちゃかのときも!)
わたしのことを120パーセントの信頼をもって見てくれました。
まるで「問題なんてどこにあるのさ?」と言わんばかりに。

自分に向けられた、その人のゆるぎない信頼の眼差しのなかで、
わたしは、少しずつ、ほんとうにゆっくりと、
この世界で深く息が出来るようになっていったのでした。
自分の足で大地を踏みしめることができるようになった今、
当時を振り返ってみると、ただただ、その人への感謝の思いです。
その人の心の力が、わたしを引っ張り上げました。
救いあげられました。

いま、ご自分のまわりに「心配な」人がいる方、
「問題を抱えている」人を見ている方、
ほんとうにその人の力になりたいと思ったら、
心配でなく、信頼を差し出してください。
それが、その心が、真の助けであり、真の回復を促す原動力です。

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